平日のお昼どき。
ランチのお供にと思って買った「豆乳飲料ココア」。

「久しぶりに飲んだけど、やっぱりおいしいな」

ココアの甘みと豆乳のまろやかさに癒される。あっという間に飲み干してしまい、パックを分別しようと思ったそのときだった。

「植物由来のストロー使用」

はじめて見るマークを発見。プラスチックのストローからサトウキビ由来のバイオプラスチックを原料としたものに変わっていたのだ。飲んでいるときはまったく気づかなかったが、久しぶりに買うと環境にやさしい改良がされていた。

キッコーマン豆乳の公式ホームページをチェックしてみると、2023年春から、植物由来の1000mlパックのキャップと200mlパックのストローが続々と登場しているらしい。

石油由来プラスチックの代わりに植物由来のバイオマスプラスチックを100%使用することで、年間約400トンの石油由来プラスチックの削減が見込めるというのも驚きだ。

商品に込められたやさしさを知ると、より甘い後味が広がる感じる気がした。

「え、その赤ちゃん用デニム、すごくかわいい」
友人が娘のズボンをみて、褒めてくれた。

「ありがとう。でもこれフリマで見つけて、実は100円だったの」
近所のフリマを訪れたとき、掘り出し物を見つけたのだ。どこかの親子の思い出の洋服が今度は我が家へ。

環境省によると、服1着あたりで消費される水は約2,300ℓ、排出される二酸化炭素は約25.5kgと言われている。服1着でも環境負荷が大きいため、新たに洋服を作らないリユースはエコなアクションだ。

とくに子ども服は、大人と違って着る期間が短い。だから、フリマを通して子ども服を循環させることは非常に大切といえる。

娘のリユースデビューを通して、フリマの活用は環境にも家計にもやさしいアクションと改めて実感した。

「このデニムパンツを履けるのはあと何ヶ月だろう。」
少しでも長く履けるように、今日も大切に洗濯しようと思う。

「重曹ってどう使うの？」

と思っていた。しかし使ってみると、環境にもやさしくて、想像以上に大活躍するアイテムだったのです。

簡単そうじ術①：重曹パウダーでお風呂そうじ
我が家ではお風呂用洗剤を買わず、重曹だけで浴槽を洗っています。重曹は湯アカや皮脂汚れに強く、研磨剤としても使えるからです。

実際に使ってみると、ボトルが増えず、コスパもいいので気に入っています。
【方法】
1. ぬれたスポンジもしくは浴槽に、スプーン1杯くらい重曹をふりかける
2. そのまま、全体をこする
3. 水で洗い流す

簡単そうじ術②：重曹水でコンロがピカピカ
油汚れに強い重曹は、コンロや冷蔵庫などをそうじするのにピッタリ。スプレーボトルに入れる場合は、早めに使い切りましょう。
【方法】
1. 40度くらいのお湯100mlに重曹小さじ2分の1を入れ、重曹水をつくる
2. 気になるところに重曹水をつけて、拭きとる

簡単そうじ術③：重曹ペーストで焦げを撃退
「焦げついた」と思ったら、重曹ペーストを活用しましょう。我が家の電子レンジについた焦げも、重曹ペーストだけで驚くほどキレイになりました。
【方法】
1. 重曹と水を２：１の割合で入れる
2. ペースト状になるまでよくかき混ぜる
3. 汚れの部分に重曹ペーストをのせる
4. 10～15分程度放置
5. スポンジやブラシでこする
6. ぬれぞうきんでふきとる

エコなそうじに悩んでいた私を救ってくれたのが「重曹」でした。実際にお風呂やキッチンのそうじで使用した結果、4つのメリットを感じています。
1. 環境にやさしいそうじができたとうれしくなる
2. 天然の化学成分だから安心して使える
3. お風呂やキッチンそうじも重曹だけだから家がスッキリ
4. 100均でも買えてコスパがいい

楽しくそうじができて、環境にやさしい重曹をこれから愛用し続けようと思います。「エコなそうじをはじめたい」と思ったら、ぜひ重曹を使ったそうじにトライしてみてください。

「水が大切なのはわかる。でも地球上に水は大量にあるのでは？」
以前の私はそう思っていました。けれども、それは間違っていたのです。
地球上に存在する水の中で、私たちが生活で使用できる割合はどれくらいだと思いますか。

実は、たったの0.01 %。

地球上にある水の約97.5％が海水で、のこりの2.5％は淡水です。さらに、淡水の多くは南極や北極などの氷河や、地下水として存在しています。そのため、生活水として利用できる水は想像以上に少ないのです。

「え？0.01 %しかないの」。

この事実を知った私は「汚れが落ちれば何でもいい」から「水を守るそうじをしたい」と思うようになりました。

とはいえ、最初は「環境にやさしいそうじとは何？」と疑問でいっぱい。そこからあきらめず試行錯誤した結果、前よりエコなそうじを楽しめるようになりました。

今回は、実践しているエコな洗剤の選び方のコツをお伝えします。

コツ1：「天然由来成分かどうか」をチェック
環境への負担が少ない洗剤の選び方のポイントは「天然由来成分かどうか」です。

自然の力で汚れを落とす洗剤は、排水後も微生物の力で自然へ分解されます。そのため、環境への負荷を軽減できるのです。

我が家は、食器洗いの洗剤や洗濯洗剤は天然由来。「汚れ落ちは大丈夫？」とよく聞かれますが、今のところ全く気になりません。

コツ2：重曹をフル活用する
「台所用」「お風呂用」など、どんどん専用洗剤が増えて悩むことはありませんか。

エコで万能に活用できる洗剤を探している方におすすめなのが「重曹」です。

重曹の正体は、天然成分である「炭酸水素ナトリウム」。昔からベーキングパウダーや医療品として活用されてきました。小さい子どもがいても安心です。

アルカリ性の洗剤であるため、油汚れや皮脂汚れなどの酸性の汚れを落とします。研磨剤や消臭剤として活用できる万能アイテムです。

ただ水アカのようなアルカリ性の汚れを落とすのは不得意なので、ご注意ください。

洗剤は毎日使うもの。だから、一度エコなものに変えると、ズボラな私でも無意識にエコな行動を積み重ねられるようになりました。ぜひ、洗剤選びに迷ったときは参考にしてみてください。

「ああ、焼きたてのいい香り」
パン屋の前を通ると、少し幸せな気持ちになるパン好きな私。

パン屋へ行くのは好きではありますが、最近はパン屋以外でパンを購入することが増えました。

それは食品ロスの問題を知ったから。多くのパン屋は、まだ十分に食べられるのに売れ残ったパンを廃棄せざるを得ないのです。

けれども、そんなロスパンを限りなく減らすことを目的としたお取り寄せや購入アプリが増えています。実際に利用してよかったサービスを紹介します。

①rebake（リベイク）
リベイクは、パンのお取り寄せサイト。全国のパン屋で余った「ロスパン」を購入できます。これまでに300tの食品ロスを救うことに成功したそうです。

実際に利用してみると、自宅にいながらおいしいパンを全国のパン屋からお取り寄せできました。届いた箱にはたくさんのおいしそうなパンがたくさん。食べなら、食品ロス削減に協力できるのはうれしいですよね。

公式サイト：https://rebake.me/

②TABETE（たべて）
TABETEは、食品ロス削減に協力できるアプリです。パン屋や洋菓子、レストランなど売れ残った商品をお手頃価格で購入できます。
アプリ内で好きな商品を選び、支払いもできるため、来店して商品を受け取るだけです。

私は近所のパン屋で利用しました。お得にゲットできると同時に食品ロスをレスキューできるという、うれしいメリットだらけ。食品ロス削減に協力できたという達成感も生まれ、楽しみながら社会貢献できました。
公式サイト：https://tabete.me/

食品ロス削減に貢献できるサービスを、最初は社会や環境のためと思って利用していました。けれども、気づいたら、前より買い物を楽しんでいる自分がいたのです。

SDGsに貢献するサービスは、買い物の楽しみ方が広げてくれるのかもしれません。

「野菜がしなしなになっている」「変色している」など、野菜をムダにしてしまった経験はありませんか。

せっかく買った食材をムダにするのはもったいないですよね。

最後までおいしく食べるためには、冷凍保存がおすすめです。

とくに冷凍保存に向いている野菜、ネギ科の野菜、青菜、キノコの冷凍保存についてご紹介します。

① 長ネギやニラなどネギ科の野菜
長ネギやニラなどネギ科の野菜にとって乾燥は天敵。すぐに食べない場合は、冷凍保存しましょう。

使いやすい大きさに切って、保存袋や容器に入れるだけ。スープや蒸し野菜などを作ることに重宝します。

② 青菜の野菜
ほうれん草や小松菜などの青菜も乾燥に弱い野菜です。乾燥するほど栄養価も下がるため、栄養もロスしてしまいます。

小松菜は食べやすい大きさに切って冷凍するだけ。ほうれん草は鍋や電子レンジで下茹でして、冷水にさらして水気を切ってから、冷凍しましょう。

ちなみに、ほうれん草は赤い根元まで食べられます。茎より栄養満点なので、ぜひ捨てずに料理に活用してください。

③ キノコ
キノコは冷凍することで細胞膜が破壊され、栄養価とうま味がアップします。数種類のキノコを買って自家製キノコミックスを作っておけば、料理のちょい足しができて便利です。

このように保存方法を冷凍に変えるだけで、食材も栄養もお金もムダにしません。少し手間はかかりますが、忙しい時や食材がない時に活用できるのでおすすめです。

「食品ロスを減らしたいけど、具体的に何をしたらいいのか分からない」と思うことはありませんか。

以前の私もその一人。けれども、ふだんの買い物に、3つの「る」を取り入れたことで、環境や社会にやさしい買い物を簡単にできるようになりました。

1. メモ「る」
買いすぎと買い忘れを防ぐために、スマホに買うものをメモするようにしています。メモすることで、優柔不断な私でも悩む時間が減り、時短にもなっています。

2. 手前からと「る」
すぐに食べるものは手前から取るようにしています。売れ残る可能性を減らせるからです。

3. 割引シー「ル」
割引シールが貼られた商品を買うことで、捨てられる寸前の商品をゴミ箱から救えるのです。社会貢献と家計の節約を同時に達成できるのはうれしいですよね。

今までは何も考えずに選んでいた買い物。食品ロス削減を意識した買い物を始めてから、「手前から取った」「割引シールを見つけた」など、買い物で小さな達成感を味わえるようになりました。

スーパーで買い物するときは、ぜひ3つの「る」を思い出しみてください。

「食べ物を捨てるのはもったいない。でもどうしてSDGsの貢献につながるの」
「私が何かしても、未来は変わらないよね」

以前の私はそう思っていました。けれども、3つの事実を知ってから「食品ロスを減らしたい」と考えるようになり、意識と行動が変わったのです。

1. 世界で生産される食料の3分の1が捨てられている
2. 世界の食品ロスは20億人分の食料に相当する（飢餓人口の2倍以上）
3. 世界全体の食料廃棄で排出される二酸化炭素の量は、アメリカと中国に次ぐ3番目の排気量に及ぶ

毎日お腹を満たせない人たちを救える食料より、捨てている食料の方がはるかに多いことに驚きを隠せませんでした。しかし食品ロスを減らすことで、救える命が増えるのではないかとも思ったのです。

そして日本の食品ロスを知ったとき「食品ロスは自分の問題でもある」と感じました。日本の食品ロスは年間523万トン。東京ドーム4個以上の食料が捨てられています。これは国民が毎日お茶碗１杯分の食料を捨てているのと同じです。

国全体でみればとんでもない廃棄量。しかし見方を変えると、一人ひとりがお茶碗の半分の食料を捨てないように行動すれば、日本の食品ロスを半減できると思ったのです。

あなたも「お茶碗１杯から半分に減らす」と思うと、できるような気がしませんか。

「着ない洋服をなかなか捨てられない」と不要になった古着の手放し方に悩んでいませんか。

そんな方におすすめしたいのが「木更津コンセプトストア」。2023年6月にオープンした新スポットでSDGsへ貢献できる場所として注目されています。

実際に行ってみると、古着の寄付だけではなく、楽しく社会貢献できる魅力がたくさんあったのです。今回は体験レポートをお届けします。

木更津コンセプトストアとは、持続可能なファッションを楽しめるショッピングモール。木更津アウトレットのとなりにオープンしました。傷や汚れがある規格外品や倉庫に眠っている洋服を販売することで、洋服の廃棄や過剰生産の解決を目指しています。

店内には木更津コンセプトストアの思いに賛同したアパレルブランドが商品を提供。ブランドパートナー数は100以上。ハイブランドからカジュアルなアイテムまで幅広く展開しているのです。

SDGsな魅力1：寄付先を自分で選べる
まずは入場手続き。入場料300円で金額の一部を寄付先を選べます。
・洋服が野菜を育てる肥料になるプロジェクト
・廃棄繊維から紙をつくるプロジェクト
・洋服を燃料に変えるプロジェクト
応援したい団体に寄付できるのはうれしいですよね。

SDGsな魅力2：古着を寄付できる
店の奥へ進むと、持参した洋服を寄付できるコーナーを発見。1キロにつき500円クーポンと交換できるそうです。クーポンはその日に環境や人にやさしいアイテムを販売するお店で使えます。

「思い出の洋服が肥料になって野菜ができる」と思うとワクワク。何より手放してよかったと心から思えました。

SDGsな魅力3：在庫ゼロに協力できる
環境省によると、2020年の衣類の国内新規供給量は計81.9万トン。それに対して廃棄される量は計51.0万トンといわれています。

木更津コンセプトストアで洋服を買うことで、廃棄される洋服を一着でも多く救えるのです。購入金額の一部も寄付され、レシートに寄付金額が記載されていたのでより実感がもてました。

店内の洋服は試着し放題。試着コーナーも充実しているため、納得できる買い物ができました。

SDGsや社会貢献と聞くと「ハードルが高い」「大変そう」と思う方もいるかもしれません。けれども、木更津コンセプトストアなら行くだけで、社会貢献にトライできます。

実際に足を運んでみると、思い出の洋服も気持ちよく寄付できて、お気に入りのワンピースも購入して大満足。想像以上に、買い物もSDGsも楽しめるスポットだと感じました。

「古着を寄付したい」「SDGsへ貢献したい」という方は、訪れてみてはいかがでしょうか。
公式サイト：https://kisarazu-concept-store.com/