地域住民と旅行者が集う「ミナカ小田原」で街の活性化を
取り組み内容
万葉倶楽部株式会社は、万葉の湯などの温泉施設をはじめとする複合施設を、神奈川県内を中心に、北海道、福岡県など全国に展開しています。
小田原駅東口で展開するのが、江戸情緒漂う板張りの外観が印象的なミナカ小田原です。小田原市の小田原駅東口お城通り地区再開発事業の一環として計画されたもので、「みらいの宿場町小田原づくり」をコンセプトに、2020年(令和2年) 12 月4日に開業しました。地上14階地下1階のタワー棟と地上4階の木造低層部分「小田原新城下町」に分かれており、宿泊施設、飲食店、みやげ物店のほか、図書館、医療機関、保育園、オフィスなどが集まっています。
「小田原新城下町」3階部分に設けられたオープンエアの市民広場や、タワー棟14階の展望足湯庭園は、訪れる人誰もが無料で利用でき、地域住民の憩いの場として、また旅行客の旅の拠点として賑わっています。神奈川県産材を使用した「小田原新城下町」の和の雰囲気も評判で、現代建築のタワー棟と伝統木造建築の低層棟を調和・連携させて中世の宿場町にタイムスリップしたかのような体験を提供したことが評価され、2021年度のグッドデザイン賞を受賞しました。また、木の良さや価値をデザインした建築等を評価するウッドデザイン賞も、2021年度に受賞しています。
新施設建設にあたって、省エネや環境保全のための工夫は随所に採用しました。
施設内のエネルギー使用状況を常時監視するBEMS(ビル・エネルギー管理システム)を導入して、エネルギーの最適化とCO2削減に取り組んでいます。また、井戸水を濾過処理することで高品質な浄水を作り、安心安全な水を供給、公共水処理施設の負担を軽減。さらに、食用油の延命装置を導入し、廃棄量削減を行っています。同時に、使用済み食用油は、バイオ燃料製造のISCC認証業者に回収を依頼り、廃油リサイクルにも協力しています。
同社が運営する他の施設でも、従来の重油ボイラーから省エネ型の高効率ガスボイラーに変更してCO2排出量を削減したり、照明器具をLED化したり、浴槽排水を濾過処理してトイレ用水や植栽用水に再利用するなど、各施設に適した設備を導入することで、省エネや環境保全の対策を進めています。
同社の取り組みは、ゴール11(住み続けられるまちづくりを)を中心に、ゴール7(エネルギーをみんなにそしてクリーンに)ゴール12(つくる責任つかう責任)ゴール13(気候変動に具体的な対策を)ゴール17(パートナーシップで目標を達成しよう)などその他ゴールに広く貢献しています。
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記事作成者:運営事務局
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